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24歳専業主婦人妻の出会い日記

人妻になってから出会いが減った。
私は22歳のときに親の勧めで見合いをし、そのまま結婚した。
これは自由意思による婚姻なんかではなかった。強制的なものだった。
相手の男…つまり夫は、私よりも二十歳も年上のおじさんだった。
頭は禿げていて、最初にお見合いで会った時、私のことをねっとりとした
いやらしい目で見つめてきた。あの目線が今でも忘れられない。
私は結婚なんてしたくなかった。でも家業の関係でこの婚姻は必要なものだった。
避ける手段も拒否する権利もなかった。こうして人妻になった。

夫とのセックスに抵抗を感じたのは初夜だけだった。でも慣れとは恐ろしい。
二回目になると、どうでもよくなっていた。ただ相手が射精をして果ててくれればそれでいい。

そんな生活を二年も続けてきた。私には日常生活に出会いがない。
夫は、私を籠の鳥にした。習い事だって彼の許可がなければすることはできない。
徹底的に監視されているような生活。
もう限界だった。
習い事の教室には必ず夫が下見に同伴する。若い男が通っていないかどうか
チェックしたいのだろう。

そのときに周りから注がれる視線が嫌でたまらない。
夫婦にみられたことはない。親子に間違われるのだ。
夫は誇らしげに、妻です。と紹介する。
でも私は気づいている。そのとき他人の表情に浮かぶ、好奇と憐憫の視線を。

それに気づいていないのは、鈍感でツラの皮が厚い、夫だけだ。

人は、そうなんですね、素敵な奥さんお美しいわという褒め言葉を私に与える。
でもその視線はこう語っている。

あなた、なにが目当てなの。
財産?
かわいそうにね。金目当てだとしても、こんな年の離れた男と
若いときに結婚してずっと一緒に暮らすなんて。